牧師便り

 << 大混乱の健康情報の中で聖書が正しい  |  目次  |  生命は神が創造した >>
聖書が語る健康メッセージ 医学博士・米国公衆衛生学博士 水上 治
古い文献である聖書が示す高い医学水準

聖書は必ずしも日本人にはなじみがありませんが、世界中の大ベストセラーです。聖書は、紀元前1500年頃から、紀元100年頃にわたって、40人ほどの著者によって書かれました。それにもかかわらず、聖書全体には何ら矛盾がなく、見事な調和がとれています。

聖書は言うまでもなく信仰の書ですが、同時に歴史書でもあり、そして意外と知られていませんが、医学の書でもあります。正確に言うと、医学的な記事が散見されます。

聖書が伝える医学は今の医学に照らしてみても、正しいことがらばかりなのには驚かされます。筆者はかっ医師として聖書を読んだ時、医学的記述の正確さに驚嘆しました。一つとして間違いがないのです。この事実も私が聖書を信 じている大きな根拠となっています。

この当時の医学的水準は低く、今から見ればまさに迷信そのものであったと言っても言い過ぎではないでしょう。例えば、世界最古の医学書と言われる、紀元前1552年にエジプトで書かれたエベルス・パピルスによると、髪の毛が白くなるのを防ぐために、黒い子牛の血を油で煮詰めたものを塗る、あるいは、ガラガラ蛇の油を塗るといい、毒蛇に噛まれたら、偶像にかけられた水を飲むといい、などとあります。

聖書
今も尚、世界中の未開発地域で、悪魔払い的な医療や迷信的な医療が残っているのを考えると、聖書が近代医学の生みの親と言うこともできるのです。

なぜ聖書の記載が科学的にも正確なのでしょうか。

聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、

テモテへの手紙二 3:16

とあるように、聖書の本当の作者は人間ではなく、全知全能の神であると、筆者は考えます。だから、医学的な記載もすべて正しいのです。
次回から、聖書の医学的な記事がいかに正確か、具体的に見ていきます。


 << 大混乱の健康情報の中で聖書が正しい  |  目次  |  生命は神が創造した >>