島田 隼人 牧師

与える生き方  :  島田 隼人 牧師

このようなことを言われたらどのような気持ちになりますか?
「懐が深いね-」
「器が大きいね-」
「心が広いな-」

どうでしょうか。ほとんどの人は、ちょっと嬉しくなるのではないでしょうか?
では、逆に
「器が小さいな-」
「心が狭い!」
「ケチだなぁ」

は、どうでしょうか?
冗談ではなく、本気で言われたら少し傷つきますし、言い返したくもなりますね。

私たちの心に余裕がある時、また平安がある時、私たちの語る言葉、表情、そして行いにも余裕と平安があります。
しかし、心に余裕がない時、私たちの語る言葉、表情、そして行いにも余裕がなくなり、時に周りの人を傷つけてしまうこともあるかもしれません。

どうすれば、私たちは広い心、優しさのある平安な心を持つことができるのでしょうか。新約聖書使徒言行録20章35節の言葉を紹介いたします。

 

あなたがたもこのように働いて弱い者を助けるように、また、主イエスご自身が、『受けるよりは与える方が幸いである』と言われた言葉を思い出すようにと、わたしはいつも身をもって示してきました。

新約聖書 使徒言行録20章35節(新共同訳)

イエス・キリストの人生を学ぶ時、イエスさまの「心の広さ」を知ることができます。
しかも、いつも「心が広い」のです。ですので、心の広いイエスさまの周りには、癒しと平安を求める人たちがいつも集まっていたのです。

広い心を持つ秘訣。それは、イエス・キリストの言葉、「受けるよりは与える方が幸いである」という生き方にあるのだと思います。しかし、与えるためには、まず私たちが受ける必要があるのです。聖書には、与え主であるイエス・キリストとの交わりを通して、私たちの心は広く、そして潤されるというのです.

今日も私たちの周りにいる誰かに、どんな形でも良いので「与える生き方」を実践したいと思います。語る言葉、表情など、様々な方法で私たちは与える人生を歩むことができるのです。