島田 隼人 牧師

ため息  :  島田 隼人 牧師

皆さんは「ため息」をつくことはありますか? 私はしょっちゅうあります。
「ため息」は心配事がある時、がっかりした時、疲れた時、または感動した時などに思わず出る息のことだそうです。特に疲れた時に出やすいですよね。

調べてみますと、ストレスや緊張を感じると、人間の呼吸が浅くなり、酸素不足になってしまうようです。そこで、体は「ため息」を促し、自律神経のバランスを整えようとしているのです。
ため息の効果としては、身体の緊張を緩め、呼吸を整えることで、心を落ち着かせ、リフレッシュ効果が期待できるというのです。
私たちは生きていると、心配事などで心が騒いでしまい、ストレスを感じてしまうことも多々あると思います。そのような時に、呼吸を整え、心を落ち着かせる時間は必要です。

新約聖書ヨハネによる福音書14章1節には次のようなことが書かれています。

 

「心を騒がせるな。神を信じなさい。 そして、わたしをも信じなさい。」

新共同訳:ヨハネによる福音書14章1節

また、14章27節では次のように書かれています。

 

「わたしは、平和をあなたがたに残し、 わたしの平和を与える。 わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。 心を騒がせるな。おびえるな。」

新共同訳:ヨハネによる福音書14章27節

これは、イエス。キリストが、心を騒がしている弟子たちに向かって言った言葉です。最後の言葉はとても力強いですよね。
「心を騒がせるな。おびえるな。」
この言葉は、今生きている私たちへの言葉でもあります。心が騒いでいる私たちに向けて、イエス・キリストは平和な心を与えたいと願っておられるのです。

みなさんは、どのようにして心を落ち着かせていますでしょうか。
ゆっくりと息を吐いて、イエス・キリストから与えられる平和な心を求める時間をもってみませんか。ため息をする度に、聖書の言葉を思い出してください。

「心を騒がせるな。おびえるな。」