年代測定法はブレが大きい
地球の年齢は数十億年と教科書にあります。しかし本当に科学的に正しいのでしょうか。
熱力学の第2法則の通り、すべて物質は崩壊しつつあります。これを利用して、地球の年齢を測ろうとする方法が多数あります。
しかし問題は、崩壊速度が当初速くて後に遅くなることで(双曲線カーブ)、ある物質が時間と共に直線的に減っていくと計算すると間違えます。また、過去にある種の外力による環境の変化が起きるなら、一例はノアの洪水ですが、崩壊速度が速まることになりかねません。相対性理論によれば、光速は条件によって変わりますが、原子核の崩壊速度は光速と関係があります。光速はかってもっと速かった可能性があり、そうすれば崩壊速度が速くなります。
炭素14法では化石から直接測定できますが、それ以外のカリウム-アルゴン法などは、近くの地層から測ります。炭素14法では数字はせいぜい数千から数万年ですが、カリウム-アルゴン法では、半減期が13億年もありますので、誤差は大きくなります。ある報告では、200年未満とわかっている火山岩が1200~2100万年を示しました(サイエンス1968年)。最もポピュラーな炭素14法でも、例えばかって南極の氷の一部が1万5千年前とされたのが、最新テクノロジーでわずか5000年前とわかりました。
その他多数の測定法がありますが、これらの計算結果は、100年から50億年と余りに差があります。どのデータを採用したら良いのでしょうか。年代測定法は現状ではあまりに不正確です。
宇宙塵とは宇宙から地球に降ってくる塵で、わずかずつ地球の表面に積もります。このスピードから推察すると、地球の年齢は5000-6000年です。
大気中のヘリウムは地球の岩石から原子崩壊によって絶えず生成されているので、スピードを測定することで、地球の年齢を推察できますが、それによれば、わずか1万年です。
地球の歴史を何十億年とする考えに、私は納得できません。創世記にあるように、数千年かもしれないのです。