牧師便り

行きたい場所(2)  :  山口 豊 牧師

5月は非常に暑い日が多くありました。ある場所では、5月での観測史上初めての暑さを記録したとありました。衣更えを6月1日と言います が、その前にすでに衣更えをしていたといってもおかしくありません。このまま夏になると悪いきや、やはり日本には梅雨の季節があります。北海道を除いてじ めじめとした季節がはじまります。

梅雨の季節はいやだという方が多いと思いますが、やはりこの雨がないとこまることが多いです。

農作物はやはりこの雨を必要としています。水浸しになるほどの豪雨はいりませんが、しっかりと成長させてくれる雨は必要です。また、私たちの飲み水のためにも雨は必要です。空梅雨となると、水不足を心配しなければならなくなります。

 

春の雨の季節には、主に雨を求めよ。
主は稲妻を放ち、彼らに豊かな雨を降らせ すべての人に野の草を与えられる

旧約聖書・ゼカリヤ書10章1節(新共同訳)

聖 書は、文字通り雨が私たちに祝福を与えてくださることを教えてくださっています。よく野菜を「作る」という表現をしたりしますが、種をまいたり、苗を植え たりしても、「作る」のではなく「育つ」のを待つのが正解です。誰も、野菜や果物を作るのは自然の力だからです。最近は、工場でキノコや葉物の野菜を「作 る」ように育ててはいますが、栄養を与え、水を与え、光を与えて、自然と同じ環境をそろえることによって可能にしています。

自然は、神様によって守られています。何も関係がないように思えても、神様は私たちの生活を守ってくださっています。

雨が降って気分が落ち込んでいる時には、その雨がどんなによいことをしてくれているか考えてみましょう。その時に聖書の言葉を一緒に思い出してみてください。