あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。
ある夏休み、キャンプに行きました。美しい夕焼けの後に夜のとばりが降りて辺りは暗くなりました。山間部のキャンプ場でしたので、外灯もなければ、町の灯りも届きません。木々の茂る林を通り抜けようと思いました。月明かりもこの林の中には届きません。まさに漆黒の闇に包まれました。手にした懐中電灯のスイッチを入れて足下を照らしました。明かりがないととても危なくて歩くことができません。自分の勘に頼ることもできるかも知れませんが、これほど頼りないものもありません。躓いて怪我をしてしまったり、危険な場所に迷い込んだり、道に迷ったりするのが関の山です。
私たちは、この先の人生について、知識や経験によってある程度予想を立てることはできるかも知れませんが、それは確実ではありません。私たちは、明日のことすらわからないのです。しかも暗闇の向こうでは誘惑者(サタン)が私たちを息を潜めじっとねらっています。
そんな私たちの人生の旅路の「光」となり「灯」になって足下を照らし、行く先を照らし、敵を発見し、道を見つけることができるように、神様が与えて下さったのが「聖書」です。ここには私たちが人として正しく、幸福に生きてゆくための神様からの知恵がふんだんに盛り込まれています。
そこには私たちのために十字架で犠牲となり贖いの供え物となってくださったイエス・キリストの事が証しされています。そして、イエス・キリストの模範に従うことを促し、人間が人間としての真の生き方ヘ私たちを導いてゆきます。まさに一生をかけて学ぶ価値のある本です。
アメリカで「歴史上最も尊敬できる人物」についての世論調査が行われたとき、第一位はイエス・キリスト(もちろん)、第二位はリンカーン大統領だったそうです。
リンカーンの生涯は聖書の言葉に生かされ導かれたものでした。彼は聖書についてこう述べています。「この偉大な書物は…神が人間にお与えになった最高の贈り物です。救い主がこの世の人々に与えられたすべての良いことがその書物に書かれています。聖書がなかったなら,私ちは善悪の区別が分からなかったでしょう。」と。
第26代大統領のルーズベルトは、「リンカーン大統領は、聖書で作られた人だ。彼は聖書の中から学んだ真理を実生活に適用し、自分の一生をこの上なく栄光ある人生にした。彼は聖書とともに呼吸し、聖書とともに生きた偉大な神の人である。」と言いました。
あなたもこの素晴らしい神の「御言葉」に改めて心を向けてみませんか。