神に近づきなさい。
そうすれば、神は近づいてくださいます。
小学校の1年生の時、友だちと「神様が本当にいるのか、それともいないのか」よくこんな事を話しながら帰っていました。もちろん誰も神様なる存在を見たことはなく、私自身も「神様」と聞くと、神社を連想したり七福神やギリシャ神話の神々を想像していました。しかし、子供心に神様なる存在を否定することもできず、また実感するのも難しかったように思います。
さて、皆さんは神様の存在をお信じになりますか?どのような神様を頭に思い描かれるのでしょうか?
神様の存在と私たち人間との関係を考えてみましょう。
皆さんが神様の存在を実感できる時はどんな時でしょう?
神様の存在を実感するいくつかの事例を今回から何回かに分けてご紹介したいと思います。
東北自動車道の十和田インターチェンジから車で約30km 走ると東西に10km、南北に8kmのカルデラ湖で日本を代表する景勝地でもある「十和田湖」が目の前に現れます。
ある高校生が修学旅行で十和田湖にやってきたとき、あまりの美しさと神秘的な姿に触れ、「神様はいらっしゃるんだ」という強い確信を得ることができた事を聞いたことがあります。
私たちの住むこの世界は、色んなものががらくたのようにゴタゴタと集まっている訳ではありません。むしろ、整然と秩序正しく、その時にかなって美しく輝いています。誰でも素直ま心をもって、自然の美しさを見るとき、そこに人間の力よりも偉大な力の存在を実感するものです。
また、力のみではなく、自然の精密な美しさから、偉大な知恵の存在を実感することができます。
力と知恵のある存在、それは人格を持った創造主であるはずです。
旧約聖書・詩篇19編2節にも、
天は神の栄光をものがたり、大空は御手の業を示す
と書かれています
また、19世紀の宗教家であり教育者であったエレン・ホワイトも彼女の著書である「キリストへの道」の冒頭に、
自然の妙に美しいものを見てごらんなさい。
また、自然が、人間ばかりでなく、あらゆる生物の必要と幸福を驚くばかりに満たしていることを考えてご覧なさい」
と訴えています。美しい自然を通して創造主なる神様の存在を実感することができます。