昨年10月から長年休部していた「武蔵野パスファインダークラブ」(小学3年生~中学3年生対象、以下「PFC」)を再開するために、下部組織である「武蔵野アドベンチャークラブ」(4歳~小学3年生対象、以下「ADC」)がスタートしました。そして、今年4月から「武蔵野PFC」が再開されました。
PFC、ADCは集団行動による三育教育(知育・徳育・体育の円満な発達を目指す)の実践の場であると思います。神様によって創造された自然を通し、その中で、ワクワクするようなプログラム(聖書の学び、奉仕活動、キャンプや自然体験学習、工作、社会見学など)が用意されています。そして、そこには誓約があり、規則があり、秩序があり、目的があります。指導者の意見に耳を傾け、友だちと協力して物事を進めていかなくてはなりません。
今、教育現場で学力低下、不登校、学級崩壊などが叫ばれ、家庭においても子どもの躾や教育の問題で保護者は頭を抱え、子どもたちの明日を不安に思いながら過ごしているのが現状ではないでしょうか。PFC、ADCの活動は、現代の子どもたちのニーズに答えます。自由に子どもたちのやりたいことをさせる(無秩序に)のと、メリハリがついたよく準備されたプログラムを提供するの(秩序ある活動)と、子どもたちはどちらがより満足するプログラムであると認識するでしょうか?
子どもたちは与えられた時間やプログラムを、指導者を通し秩序ある中で思いっきり充実させ楽しむことが出来るものです。
人間は社会的存在です。集団に属することでルールが生まれそれに従うようになります。集団行動は子どもたちに秩序を与え、その心と体の円満な成長を見ることができるでしょう。そして、彼らはやがて将来を担う人材に育ってゆくと思います。しかし、秩序のない状態ではどうなってしまうのでしょう。無秩序が生まれ、他を思いやることの出来ない個人主義や反抗による集団行動へと子どもたちを導くことになります。PFC、ADCの働きは、その指導者の人格と人格との関わりを通して良い人生へと導いてゆきます(神様の御旨にかなう生き甲斐ある人生)。
ちょっと厳しいけどとても楽しいプログラムです。