久保 司 牧師

シェアリングネイチャー  :  久保 司 牧師
 

天は神の栄光を物語り大空は御手の業を示す。
昼は昼に語り伝え/夜は夜に知識を送る

旧約聖書 詩篇19編2~3節(新共同訳)

私がその活動を見つけたのは、1991年の春でした。「BE-PAL」というアウトドア雑誌に紹介されていた日本シェアリングネイチャー協会の「ネイチャーゲーム」に目を引かれました。

それは、1979年、アメリカのナチュラリス卜、ジョセフ・コーネル氏によって考案された、人間の五感を通して「自然」を直接体験するプログラムで、自然を興味深く楽しく体感するための「自然体験学習」です。このプログラムに興味を覚えたのは、当時からパスファインダー・クラブの指導している中で、何か有益なプログラムはないだろうかと模索しているところだったからです。

パスファインダー・クラブとは、自然を大切にし、家族の絆を深め、神様と人々に愛され喜ばれる人間として成長する事を目指す活動ですので、「ネイチャーゲーム」は、その目的に適切なプログラムだったというわけです。
聖書には

 

初めに、神は天地を創造された。

旧約聖書 創世記1章1節(新共同訳)

とあり、人類を含め森羅万象の全ては、創造主なる神様によって造られたと書かれています。

先述いたしました、ジョセフ・コーネル氏が初めて来日されたとき、雨の少ないカリフォルニア・アナンダ村に住んでいる彼が、土砂降りの雨の中を喜んで歩き回ったというエピソードがあります。雨の音・匂い・感触・形や色(透明感)・味などを、様々な発見ができたことが嬉しかったのです。

普通私たちは天気が悪いと憂うつになりがちですが、雨の大切さ、美しさ、不思議さなどに気づくとき、その気持ちは変化し憂うつだと思っていたものが愛おしく感じる事ができます。

心が疲れ弱ってしまうと私たちの視線は重力に絶えられず下を見がちです。不安、悲しみ、失望、嘆きなどを覚えたとき、意識して視線を上に向けると気持ちに変化が生まれます。

普段見慣れた風景とは違った風景が目に飛び込んでくるものです。日本は四季の変化の中で様々な自然を体感できる環境に恵まれています。

エレン・G・ホワイトは、「自然と聖書は神の愛をあかししています。」(キリストヘの道1P)と述べています。コロナ禍の中ですが、身近にある神様の愛を見つけに出かけられたらいかがでしょう。