2.大進化を説明できない
人は猿と共通の先祖から進化したと大抵の人は信じています。しかしそれは余りにも怪しい仮説です。もし単細胞生物が偶然の重なりで自然発生したとしても、それが高等生物へと進化した(種を超えた進化を大進化という)のなら、私に納得できる科学的説明をきちんとして下さい。大進化を説明するためには、メンデルの法則のような遺伝の法則が邪魔になります。
環境によって生命は適応していきますが、あくまで種の中の変化です(小進化)。暑いところでは人の皮膚は黒くなり、北極の近くでは白くなります。しかし染色体数は白人も黒人も46個で、永遠に人間です。
遺伝法則を超えた現象として突然変異が進化をもたらしたと主張している学者が多いのですが、実際のところ、遺伝子の突然変異はすべて進化ではなく退化をもたらします。46個の染色体を持つ人間に突然変異が起きたら全て病気となり、例えば47個の染色体となれば、ダウン症候群です。
猿の染色体数は54,犬は22,猫は36,馬は38です。馬とロバを掛け合わせるとラバが出来ますが、生殖能力がないので1代限りで終わります。ごく希にメスのラバに生殖能力があるものがありますが、このラバと馬が交配して子が生まれた場合、これは馬そのものです。雑種の子はたいてい生殖能力がなく、あった場合でも、親のどちらかに戻ってしまうのです。それほど種の壁は強力です。ライオンとヒョウではレオポンで、これも一代限りです。
しかもDNAにはエラーを修復するシステムが完備しています。ちなみに2015年のノーベル化学賞はこの研究者達に与えられました。大きなDNAの変異が起きて修復できなければ、その細胞は自死します。それでも生き延びれば、異物としてリンパ球が殺します。
このようにDNAや遺伝子の突然変異は退化であり進化ではありません。進化の突然変異説は完全に行き詰まっています。
創世記1:12に記載されているように、すべての生物が「種類に従って」創造された事が科学的にも正しいのです。