聖書の奇跡

進化論が怪しい理由4  :  聖書の奇跡

人類の化石はあるか

進化論者は、アウストラロピテクスなどの「猿人」から、ジャワ原人・北京原人などの「原人」となり、それからネアンデルタール人などの「旧人」が出て、最後にクロマニョン人などの「新人」が出た、と主張しています。しかしこれらは必ずしも専門家の賛同を得ていないのです。近年の研究によると、これらの化石が同じ地層から、あるいはさらに下の地層から発掘されているので、これらの人類が同時代人であることを示唆しています。

現時点で最古の人類の化石とされるアウストラロピテクスは、脳の容積が350から600mlで(現生人類は1500ml程度)、直立歩行していたという証拠に乏しく、とうてい人間とは言えず、猿のような今は失われた生物と考えた方が合理的であるという多数の論文があります。

ジャワ原人に至っては、頭頂骨が発見されてから1年後に15メートル離れたところに大腿骨を発見し、歯も数メートル離れ、同一人とするには無理があります。前の年には同じ地層から2体の完全な人間の頭蓋骨が発掘されていました。

北京原人は今は失われていますが、人の骨と猿の骨が組み合わされたものだという学者が少なくありません。中国では猿の脳を食べる習慣があり、脳を捨てたあとの猿の骨が人骨と混じっていた可能性があります。

ネアンデルタール人は現生人類と同じで、むしろ脳の容積は現生人類以上でした。彼らの知性が劣っていたという証拠も乏しいのです。直立歩行していたことが示されているのに、たった1体のみが曲がった膝を持ち、前屈みで歩いていました。これも、栄養上の欠陥と病的状態のためと考えられています。平たい頭蓋骨も昔の生活習慣や梅毒などの病気でも説明可能です。

クロマニオン人は身体的にも能力的にも、現生人類と同じです。

これら人類と共通の祖先とされる多くの化石は、長く公開されたり、学術論争の対象になりませんでした。発見者が自説にこだわっているとしか考えられません。発見された化石や地層の年代測定法にも現代のレベルに比べ疑問があります。

人類に中間種があることは科学的に証明されていません。