進化論が怪しい理由6  :  聖書の奇跡
痕跡器官の間違い
先日ある新聞に、虫垂の機能について、免疫をつかさどる重要な働きをしていることが大きく載っていました。現今では虫垂炎など病気でない限り安易に切除することはありません。
私はかって診ていたある患者さんのことを思い出しました。その方はある腹部の手術時に、将来虫垂炎にならないようにと、外科医に勝手に虫垂を切除されました(今ならトラブルになります)。彼は後日、虫垂が免疫系の重要な器官であることを知り、虫垂切除が、自分がかかっているある免疫病の原因ではないかと疑っていました。勿論この方の因果関係は不明ですが、あり得ることです。
昔は扁桃炎も耳鼻咽喉科医がどんどん扁桃切除していました。扁桃も免疫に大事であり、いろいろな論文は、安易な扁桃摘出が後年の癌の発生リスクを上げる可能性を示唆しています
かって進化論は人体の痕跡器官を論じていました。虫垂や扁桃などは不必要な痕跡器官である、もし人間が神によって完全に創られているのなら、痕跡器官は説明不能というわけです。
しかし医学の発達は、痕跡器官と言われた器官に免疫系の重要な機能を確認しています。未熟な医学の情報下で外科医によって免疫組織を切除されてハンディキャップを一生負った患者さんも少なくないのです。
もし進化論が正しいのなら、人間は進化しつつあるのだから、我々の体の中に、今はまだ有用ではないが、将来有用になる新しい器官が出来てきて良いはずですが、何もありません。
人体には何ら痕跡器官はありません。神が完全に創られたからです。